Possession.
一人でふらっと入った映画館。
チケットを買うまで、どの映画を見るのかすら決めていなかった。
この映画に魅せられたのは、そんな偶然のきっかけだった気がする。
過去の詩人の恋を、現代の若者二人が追って調査旅行に出る。
物語は旅路の舞台で二つの時代をフラッシュバックしながら進んでいく。
かつての詩人は激しく相手を求め、
現代の二人は惹かれあいながらもすれ違う。
「自分が恋に落ちると、周りの人を不幸にするんだ」
「この愛は、この苦しみに見合う価値があったのでしょうか」
って、そんな映画。
この映画を初めて見たとき、何故か慣れないスーツ姿で
映画館の暗がりの中、こっそり泣いてしまったことを覚えています。
鏡の前で前髪を整えるグウィネス・パルトロウがキュートだね。
細かい仕草がこの映画に静かな彩を添えている。
地味だけど、なかなか詩的で、素敵な映画。
僕の中ではベスト3に入るな。
大好きです。
by yaneko16 | 2010-05-25 03:51 | review.